子育て世代の皆さん!
このニュース、見ました??
【指摘】男性の育休「制度」は日本が1位 ユニセフ調査https://t.co/wGDfbNGKKs
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 14, 2019
女性の育休は16位に。制度自体は高く評価する一方、取得しづらい雰囲気などがあると指摘し「現実には取得は非常に少ない」とした。
ユニセフが6/13付けで
日本を含む41カ国の2016年時点の子育て支援策に関する報告書を発表。
この中で日本は男性の出産休暇・育児休暇の制度が世界一だという評価を得たんですよ!
え!?なんで!?
と思いますよね?
私は思いました。(え!?嘘でしょ?)と。
だって、
日本の現状を見ていると男性育休なんて全然定着していないのが正直なところ。
私の周りでも男性で育休を取った、っていう人って一人しか知らないです。
最近はカネカ事件(育休明けの男性社員に転勤強制して退社に追い込んだ事件)もあり、注目されている男性の育休。
ここではユニセフの調査と絡め、日本の男性育休について深掘りします。
調査結果・実際のところ・実際に育休取得した夫がいる妻の思いなどをご紹介。
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男性育休「制度」は世界1位。女性は16位。
ユニセフが調査した世界の有償の産休・育休取得可能日数。
ちなみにこの調査対象の国はOECDもしくはEUの加盟国全41カ国を対象として行われました。
引用元:東京新聞
これを見てわかるように、日本の男性育休の30.4週ってダントツですよね!
2位の倍近くの日数です。
でも実際私は男性の有償育休が30.4週もあるなんてことを知りませんでした。
多くの人が知らないことかと思います。
それに対し、女性は36週で16位。
全41カ国対象に行った調査なので半分より上に入っているということになります。
女性の場合はこのくらいで十分かな、と個人的には思っていたのですが、欲を言うと48週くらいは欲しいな〜。
それにしても、エストニア85週って!すごいですね。約1年8ヶ月ですよ。2歳間近!
そこまで子どもとべったり一緒にいたら仕事復帰するのがイヤになってしまいそうですね〜。
でも、うらやましい。
逆に、アメリカって冷たい!男女ともに0週です。
ヒエ〜
産んだら即働け、ってこと?
それとも裏側には何か別の制度があるの?
人口が増え続けているアメリカはいちいち出産後の手当てを出している場合じゃない、ってことかしら。
アメリカで出産しなくてよかった〜。
話はずれましたが、日本男性の育休制度は世界1位。
けれど、ユニセフの目は節穴ではないですよ。
「(1位ではあるが)実際に取得する父親は非常に少ない」
とも発表しています。
調査と実情とのギャップ。
これは世界的機関からも指摘されているのです。
男性育休、制度はあるのになんで取得がすすまないのか
ユニセフさえ指摘している日本の男性育休の取得率の低さ。
では、なんで日本男性はせっかく制度があるのにそれを利用しないのでしょうか?
会社の上司たちの理解がない
会社の上司たち、50代・60代のおじさんたちの理解がない、ということ。
その世代のおじさん上司たちの多くは、奥さんが専業主婦で当たり前のようにワンオペで家事育児をしてきた家庭の持ち主。
男たるもの、家のことは女房に任せて外でひたすら戦うべし!
これが昭和の男道。
それが正義だったのです。
なので子どもが産まれたって父親は外で仕事するもの。
お金を稼いでヒナたちにまんまを食べさせないと、というところです。
そんなおじさんたちはこう言います。
「何?育休だと?そんな甘っちょろいこと言ってやがんな!」
この考えを変えるのは非常に難しい・・・
脱サラして5年、その前は長年続く比較的歴史あるメーカーに勤めていました。 そんなメーカーなので一般的にも知名度のある商品も多く、会社自体の知名度もまあまあある会社ではありました。規模的には中小企業、業界[…]
そもそも会社も積極的にすすめていない
会社が
「男性社員の皆さん!どうぞどうぞ!育休を取ってください!ほら!どうぞどうぞ!」
とゴリ押ししてくれると
「そっか。取得しようかな」
そう思うものです。
でもその会社自体が男性の育休をすすめていないのです。
呼びかけることもなければ、取得する人は物珍しそうに対応されます。
これはね、会社の上層部って前の章で紹介した50代・60代の昭和おじさんが牛耳ってるからに他なりません。
結局おじさんたちに抑えつけられてるのよ〜泣
セクハラ、マタハラ、モラハラ、パタハラなどなど。世の中は様々なハラスメントにあふれていますよね。ですが、近年は少しずつそういったハラスメントが浮き彫りになり、それを「悪いこと」として認識するようになってきた傾向があるかと思います。とはい[…]
前例がないから踏み出せない
卵が先か鶏が先か問題。
だって、周りに男性で育休とってる人いないんだもん!
だからこわくて言い出せないよ!
わかる、わかる。
改革者になるのってこわいよね。
でも男性の皆様!
あなたが改革者にならなければ世の中変わりませんよ!
結論。育児は女がやるもの、という思考がまだまだ多い
意識の問題ですよね。
50代・60代のおじさんに限らず、まだまだ日本では育児は女性が(一人で)するものだ、という意識が色濃くありますよね。
これはやはり女性の就業率の低さからきてるのではないかと思います。
専業主婦が多いから、ということですね。
実際に女性の就業率が世界的に見てもトップの北欧の国々は男性の育児参加率もとても高いのも事実。
その相関関係を見ても、これから少子高齢化が加速する日本は色々と考え方や制度を変えていかないといけない時にきています。
その一歩として、男性の育休取得の取得率をあげ、思考を変えていく行動をとっていくことはとても重要なことなのです。
会社員だった時代、妊娠を理由に昇進が取り消されるというマタハラを受けました。近年は色々なハラスメントが「いけないこと」として認識されるようになってきましたが、時は8年前、まだまだ「マタハラ」という言葉が一般的に耳にしない時代でした。だか[…]
とはいえ、注意も必要。実際に夫が育休を取った際の問題点(妻の悲鳴・パタハラ)
男性育休取得は必須、というようなことを述べました。
しかし、それが全ての家庭に幸せをもたらすものだということではない、というのも事実のようです。
先日このようなツイートをしました。
【男性の育休取得義務化】
— のの@在宅で月50万のマイペースママ (@nono201904) May 27, 2019
単純に「いい傾向!」とか思ってた自分の視野の狭さを痛感した記事
・見えない家事は見えない夫
・夫の分まで昼食準備
・授乳の隙に外に遊びに行く夫
・収入減少
・育休後その反動で帰宅が遅くなる夫
光があれば影ができる
正解はどこにある?https://t.co/887CFaIo32
・見えない家事は見えない夫
・夫の分まで昼食準備
・授乳の隙に外に遊びに行く夫
・収入減少
・育休後その反動で帰宅が遅くなる夫
男性の意識を変えずに育休を取得されても、一緒に住んでいる者としては邪魔なだけ。
ストレス要因にさえなる、というのです。
これはまた別の問題ではありますが、そんな状況のママ(妻)の立場になると結構ツライものがありますよね。
旦那は育休取得して周りからは「イクメンだね〜☆」なんて言われてご満悦。
でも実際は大して育児に参加せず家でゴロゴロ。
これなら育休なんて取得してくれない方がよかったよー!という状況ですね。
これは、なんというか、うーーーん。
思い当たるふしがある男性の皆様!改めましょう!!
すみません・・・。これしか言えません・・・。
ですが、このような意識も世の中の男性育児への考え方が変わってきたら変わると思います。
女性も働く社会、男性が当たり前に育児をする社会、これこそ健全な社会なのですから。
その問題とは別で、男性が育休を取得し復帰した際に会社がパタハラをするケースがありますね。
パタハラとは、パタニティー・ハラスメントの略。
父親として育児参加をすることで職場の人からいやがらせを受けることをさします。
まさに最近では「カネカ事件」がその例ですね。
育休取得後、復帰した後に無理な転勤を言い渡され、結果退社までに追い込まれた、という事件です。
こういう話って女性では以前からよく起こってる話ですよね。
それの男性版ということです。
何れにしても育児に対するいやがらせ行為であり、育児ハラスメントです。
日本の企業は一流大手の企業ですらまだこんなことをしてるんですよ!
はー。もう。
本当に悲しくなる事実ですよね。
全くもって危機感なし。
自分のことばっかり考えるこの風潮、そろそろ終わりにしませんか?
育児する人には「ありがとう!応援するよ!」この思い一択ではないですか?
だってこの国を支えてくれる宝を育んでくれてるわけですよ。
その宝たちからの恩恵をこれから受けることになる人は誰ですか?ってハナシ。
そろそろ本当に変えていきましょうよ、日本!
日本の将来のために、男性育休取得は国が義務化するべき
男性育休制度が世界一という結果が出たにもかかわらず、「実際に取得する父親は非常に少ない」という指摘を受けた日本。
ユニセフの専門家はこうも言ってます。
日本男性の配偶者産休・育休取得の促進には「社会的に受け入れられるようになることが必要」だが「時間がかかる」と指摘。
「政治的変化の後に文化的変化が生まれることもある」と述べ、政治主導による変化に期待感を示した。
引用元:日本経済新聞
政治的変化の後に文化的変化が生まれる
これですよこれ。
一気に人の意識って変わらないのです。
長年培ってきた固定概念が邪魔をしますもんね。
そのためにも、まずはその第一歩として政治的に変化しないといけないのです。
要は、国が男性育休を義務化しましょうよ、っていうこと。
全ての父親が育休を義務として受け入れることで徐々に意識改革が行われ、それが常識になっていくのです。
とは言え、男性育休の義務化は5年後くらいにははじまっているのではないかなぁ。
今まさに自民党でその動きが出始めましたしね。
スピード感を持って対応していく必要がある問題です。
まずは、近くで子どもが産まれる予定がある家庭のパパに言ってみましょう!
「育休取らないの?」
ネットショップを個人で開業する主婦の方、増えてます! このブログ運営者の「のの」も主婦で、個人で、そして、経験ゼロからネットショップを立ち上げ運営している一人です。「のの」のネットショップ開店時のリアルなお話[…]