ネットショップを開業する時、誰もが「たくさん売るぞー!」と意気込むと同時に、そこには根拠のない自信があるものです。
不思議ですよね。
やってもないのにその後のいいイメージしかわかない。
でもこれって大切なことです。
だって、やる前から悪いイメージしか浮かばなかったらそもそも始めようという気になりませんものね。
ですが、根拠のない自信というものは多くが報われることなく、「あれ!?思ってたのと違う!」を招いてしまうのです。
もちろん私もその一連の流れの経験者の1人です。
今現存しているネットショップの前にもネットショップの開業経験がありました。
過去形なのでもうおわかりかと思いますが、そのショップは失敗し、あえなく閉店となったのです。
そんな過去があるからこそ今がある。
今ではそう思いますが、その時は自信喪失・モチベーションがた落ちでした・・・
毎月、会社員の時のお給料の倍以上の収入をネットショップから得ています。
しかも、1日の作業時間は4時間程度。
家事や育児の合間に行えるネットショップの運営はママにとってぴったりなお仕事です。
そんなネットショップの運営に少しでも興味がわいた方の背中をそっと押す存在になれたら、と思い経験談を元にブログを書いています。
のの詳しいプロフィールはこちらから。
失敗したネットショップはどんな店だったか
「たくさん売るぞー!たくさん売れるぞー!」
という謎の自信のもとオープンした今はなきネットショップ。
では、何を売っていたのでしょう?
そこでは、私がオリジナルで開発した育児用のアイデアグッズ(あろうことに1種類・・・)を販売していました。
初めてのオリジナル品の開発でしたが、発想してから試作品を作り、商品を製造するまで約半年かかり、さらに特許の出願まで行った自信作です。
友人に頼んで商品の撮影をしたり、自作でチラシやホームページを作ったり、と順調に進んでいました。
もうね、こんなに便利で世の中にない商品、売り出したら爆発的に売れるはず!
そんなイメージしかなかったのです。
雑誌やテレビで取り上げられて生産が追いつかなかったらどうしよう。
そんな心配までしていたほどです。笑
そして、満を持してネットショップオープン!
はい、もちろんお客さんは誰も見に来ることもなく、半年間で売れたのはなんと1点だけでした。
もう悲しいを通り越して笑えてきます。
私は3年前に個人でネットショップを開業した主婦です。ネットショップの経験ゼロ。コネも無し。主婦で育児をしながらのチャレンジでした。主婦の方でネットショップをやってみたい、と考える方も多いでしょう。だけど色々調べてるとだんだんと面倒臭くな[…]
たくさんありすぎる失敗した理由。その中でもこの3つはマズい・・・
今となっては、その失敗したネットショップ運営には反省点ばかりです。
よくそんな状態で半年間も開業してたな、という状態です。
そんな最低な運営状態のネットショップ、その中でもこれはマズイよ・・・という大反省ポイントをご紹介します。
反面教師としてぜひご覧くださいませ。。。
失敗理由1 商品を過大評価していた
オリジナル商品によくあることなのですが、自分の思い入れがすごすぎて冷静にその商品を見れなくなる状態、これマズいです。
こんなによくできた商品、絶対売れるでしょ!
マーケティングも何もあったものではありません。
これってよく親子の関係でもありますよね。
親が子どもを溺愛しすぎて「こんな優秀な子、他にいないでしょ!」という状態。
これ、危険ですよね。
ただ、親子関係であれば、本人たちが幸せであればそれでいいのです。
強いて言えば、周りから少し白い目で見られるだけ。
ですが、これがビジネスとなると話は別です。
「こんな素晴らしい商品、他にはないし買うしかないでしょ!」
そう思って商売したら100%うまくいきません。
商品を愛する心や思い入れが強いことは悪いことではありませんが、だからと言ってお客様が同じ感覚であるとは思ってはいけないのです。
失敗理由2 アクセス分析していなかった
PDCAって聞いたことありますか?
P・・・Plan プラン(計画)
D・・・Do ドゥ(行動)
C・・・Check チェック(評価)
A・・・Action アクション(改善)
どんなビジネスでも共通するマーケティング用語です。
このPDCAの流れを何回も回すことで、ビジネスの課題は改善され、より多くのお客様から支持されるようになるのです。
以前の私も頭ではそのことはわかっていました。
ですが、実際のところ、ショップのアクセス解析を全くしていなかったのです。
アクセス解析とはショップにに来てくれたお客様のことを知るため、運営のために最も重要なデータです。
アクセス解析していない、ということはお客様との接点が全く見えない、ということ。
リアルな世界で言うと、畑のところで売っている野菜のようなものです。
地方などに行くと見かける路上売り。
畑の端っこの方に野菜がポンポンって置いてあり、値札だけつけられていて、代金は貯金箱に。
無人スタイルの実に自由なタイプの商店です。
このやり方だと、どんなお客様がどのくらい来て、どう商品をチェックしたか、などといったようなこと、全てわかりませんよね。
私がやっていたのはそれと同じこと。
リアルの路上売りをネット上でやっていたことになります。
アクセスを見るためには分析ツールをショップに埋め込むのですが、私が利用しているカラーミーショップ ではその必要がなく、管理画面にてアクセス分析を確認できます。
しかしながら、そんな便利なツールがあることさえ知らなかった過去の私。
お客様のこと知ろうともしないお店が伸びるわけがありませんね。
失敗理由3 集客しようとしなかった
これは失敗理由2ともつながる話なのですが、お客様を集めようとしなかったのです。
集客、と一言で言ってもやり方は様々です。
広告を出してたくさんのお客様の目に触れさせる。
SNSを活用しジワジワファンを増やしていく。
PRしてメディアに取り上げてもらう。
などなど、集客方法は本当にいろんなやり方があります。
ですが、私はそのいずれも全くノータッチだったのです。
今考えるとなんでそんなに自信あったんだろう。
いや、自信ではなく、シンプルに無知だったのでしょう。
無知だけならまだいいのですが、そこから改善しようとしなかった。
さらに言うと改善のための勉強をしなかった。
これでは売れるものも売れませんよね。
お客様って天から舞い降りてくるものではありません。
自らつかまえに行き、そして魅力を力説した上で初めてお越しいただけるものです。
毎日売れないことを嘆き「なんで売れないんだろ〜」とぼんやり考えていた不届き者。
それこそ数年前の私だったのです。
インターネット上で集客行為をしなかったら、そりゃお店を見つけられる方が奇跡です。
こんな失敗はしないでしょ?そう思いますか?
ここでご紹介した私の失敗の理由はどれも初歩中の初歩。
まずは見落とさないポイントかと思います。
「こんな失敗はさすがにしないでしょ!」
そう思いますか?
ですが、私も自分のネットショップを立ち上げる前にこの記事を見ていたらきっと同じように思っていたことでしょう。
人って、他人のことはとやかく言えるものなのですが、自分のこととなると途端に盲目になるものです。
ちなみに、このような初歩的な失敗ポイントを経た結果、私の愛するオリジナル品のお店は大量の在庫と共に約半年で閉店となりました。
その時は(私って本当に運が悪い。たまたま人の目にふれられなかっただけなのに。)と思っていました。
危険ですね〜。
自己防衛本能なのでしょうか。
自分のやり方が間違っていた、ってことはなるべく思わないような思考回路になっていました。
ですが、今の私だったら言えます。(というか、その時の私に会いに行って喝を入れたいです笑)
そりゃ売れるわけないよ。
失敗の先には成功が待つ!
頑張れ数年前のワタシ!
自宅でネットショップを開業して3年がたちます。ネットショップをしてると普段は「自由でいいなー」と自他共に思います。けれども、長期休みなど、長期で家を開ける時になって気づくのです。「意外と自由ではない」そう、個人でネットショップをしてるっ[…]