オリジナル品やアイデア品を思いついたのはいいもののそれを量産するのってどうやるの!?
そういう人、多いと思います。
もちろんわたしもその1人でした。
裁縫が苦手ながら、ちょこちょこ週に1個や2個くらいなら作れるけれど、そんな数量ではただの趣味。
もっとビジネスとしてスケールアップしたいのであれば外注化は必須項目です。
とはいえ、全くの経験なしのわたし。
外注ったって、どうやって作ってくれる人を探せばいいの!?
またまた右も左もわからない状況に。
そんな暗中模索の中、なんとか生産の外注化を果たしたド素人主婦の過程をご紹介します。
でも、1人の手や技術じゃ追いつかなくなりました。
毎月、会社員の時のお給料の倍以上の収入をネットショップから得ています。
しかも、1日の作業時間は4時間程度。
家事や育児の合間に行えるネットショップの運営はママにとってぴったりなお仕事です。
そんなネットショップの運営に少しでも興味がわいた方の背中をそっと押す存在になれたら、と思い経験談を元にブログを書いています。
のの詳しいプロフィールはこちらから。
特許、憧れる響きです。権威性とお金のニオイしかしません。笑しかし、物を開発する人にとっては、その発明を他者に容易にマネされない策は必須の防御策ですよね。これまでそんな「特許」というものに無関係で生きてきた私(アラフォー主婦)。不思議な縁[…]
アイデア品の試作品が完成!さて、作り手を探そう!
こんなものあったらいいな!
を形にする作業を始め、試行錯誤してやっと完成した試作品。
ここまでの道のりも山あり谷ありでした。
まず、頭で思っていたものを実際の現物にするとなんだかイメージと違う。
形が違う、使い勝手が違う、素材感が違う。
などなど、急に問題勃発です。
その問題を一つずつ解決して試作品をなんとか完成させ達成感!
とはいきません。
ここからがスタート。
これを複数作らなくてはなりません。
最初は頑張って自分で数個作りましたが、これ、時間的にも体力的にも色々無理があります。
ハンドメイドが売りのお店ならいいのですが、わたしが目指しているのはその方向性ではありません。
ということで、誰かわたしの代わりに作ってくれる人を探す必要がでてきました。
ここからは協力者を探す旅です。
作り手探し→縫製マッチングサービスnutte(ヌッテ)との出会い
いざ、作り手探し!
とはいえ、誰が作ってくれるかわかりません。
急に縫製工場に頼むのは気が引けました。
だって、
縫製工場ってそもそもロットが大きい(最低500とか?イメージですがw)案件しか扱ってくれなさそう。
さらに費用も高そう。
そもそも、個人事業主(わたしです)なんて相手にしてくれなさそう。
そんなイメージだったので、工場探しは最初から諦めてました。
そうしたら誰に頼む?
イメージ的には、裁縫が得意な人が数人で請け負ってくれる感じがいいなぁ、そう思っていました。
裁縫が得意な義母には頼むとして、あと4人くらいそういう人がいたらいいな〜、なんて思っていたのです。
色々な検索ワードを入れてググりました。
「裁縫 小ロット」
「縫製 外注 安価」
「オリジナル品 製作 縫製」
などなど。
そんな中で
「裁縫 個人 依頼」
このキーワードで検索したら、、、出てきたのです。
「あなただけの縫製工場 nutte(ヌッテ)」
縫製してほしい人と縫製できる職人、これを繋いでくれるプラットフォームサイトとの出会いでした。
見た瞬間「これだー!」と思いました。
nutte(ヌッテ)での作業依頼と作り手確保
「あなただけのnutte(縫って)を叶えます」
あぁ、求めていたメッセージがここに。
早速会員登録して募集開始。
nutteを見つけてから職人さん探しまで約30分。
便利な世の中です。
そうして約5日間で6人の職人さんから応募があり、職務経験などをヒアリングしてその中から2名の職人さんに仕事を依頼することにしたのでした。
nutteのレビューについてはまた別記事でまとめますね。
クラウドワークスやランサーズの職人版といったところでとても使い勝手が良く便利なサービスでした。
そして簡単に依頼ができることです。
nutte職人さんからの完成品が納品。うーん、気になる・・・
nutteで依頼した職人さんたちから完成品が納品されました。
こちらの指示どおり正確で丁寧な縫製です。
「さすが!」
と思ったのも束の間・・・
「うーん、気になる・・・」
試作品では気にならなかった部分が気になってしまったのです。
具体的には裏地がなかったこと。(製作依頼した物はポーチでした。)
これ、試作品段階では気にならなかったのです。
試作品って粗も多いから目に留まる部分が多すぎて逆に見落としてしまう、という回り回る現象になってしまっていたのでしょう。
灯台下暗し。(この例えあってるかな^^;)
でも気になるのは気になる!
せっかくお客様に買っていただくなら、まずわたしが納得するものを!
ということで、こちらの指示通り作っていただいた職人さんたちの商品を元にさらに改良をすることを決めたのでした。
全てふりだしに戻る。再度作り手探し。
さて、改善点が見つかって再度製作し直しです。
またnutteを利用することを考えましたが、今回は再度違うところも探してみようとまた作り手探しの旅に出ました。(ネット上ですが)
なんでnutteをリピートしなかったかというと、意外と時間がかかるということと、やり取りを一本化したい、という思いからでした。
時間がかかる要因は、nutteに登録している職人さんたちは副業として縫製してる方が多い、ということです。
日中は仕事をしていたり、育児をしている人が空いてる時間でnutteの仕事をしているのです。(そういう方が多いようです)
なので、依頼してから納品までこちらが思っていたよりも時間がかかってしまうのです。
やり取りを一本化したい、というのは、職人さんが複数いてそれぞれに連絡するのが面倒だと思ったからです。
なので再度、小ロットでなるべく安価で作業をお願いできる作り手探しです。
ここでは当初抵抗感を抱いていた工場に焦点を当て再度探してみることにしました。
条件に見合う地方の縫製工場にたどり着き依頼するまで
また「縫製 小ロット 安価」などのキーワードでググり直しです。
そんな中、小ロットからOKの地方の縫製工場を見つけました。
お問い合わせフォームより即連絡。
その後、担当者の方からすぐお電話をいただき、サンプルを送付することに。
それを確認した担当者の方から翌日すぐに見積もりが届いたのでした。
その内容を見てびっくり!
なんとnutteで頼んだ職人さんよりも安いではないですか。
工場は高い、工場は相手にしてくれない、そんな固定概念を抱いていた自分を恨む。
遠回りしてしまいましたがまあそれも経験ですね。
その工場へ作業を依頼することに決めたのでした。
工場から完成品の納品。さすがの工場品質!
依頼してからドキドキして納品を待つ日々。
いざ納品!
中を見たところ、完璧です!
細部に至るまで丁寧で欠点ない裁縫。
さらに、しっかりと検品をしていただいていて少しでもキズのようなものがあるものははじかれていました。
そんな所にも信頼感がわく。
これぞ、日本の工場品質!
大満足の結果となり、やっと商品の販売へと漕ぎ着けたのでした。
まずは自分が納得する商品を用意すること。それがなくては始まりません。
どんな商品でもまずは売ってる人が納得していない物は長続きしませんよね。
粗悪品とわかってて販売していると販売者の精神が消耗するのです。
なので、長く商売を続けようと思ったら、まずは自分が納得するものを扱うこと。
これは物でも情報でも同じです。
そこがあって、やっとスタート地点に立てるのです。
偉そうなことを言ってますが、わたしも苦労して商品作りしたものの、最初は全く売れませんでした。
事業失敗です。
いいものを作っても売れないんだ。
そう落胆し自信をなくす日々でした。
その時の話はこちらの記事でも書いています↓
ネットショップ開業失敗談、オリジナル商品1つで勝負しようとした過去・・・
ただ、それでも続けていれば必ず日の目を見る日ってくるのです。
「失敗をしないためには、成功するまで辞めないことだ」
という名言がありますよね。
とても好きな言葉です。
とにかく、自分が自信を持てる商品を作り、諦めずに売ること。
その挑戦あるのみ、ですね。
昨日のブログには複数の方から反響いただきました。(昨日のブログはこちらから)みなさん特許というものに興味はあるけれど、実際に出願となると何からやっていいものか、ハードルが高すぎてイメージできない、という考えをお持ちのようです。そりゃそう[…]