オリジナルのアイデアグッズを製造・販売しています。
もともとオリジナル品を作る仕事をしていた、というわけではなく、全くの素人です。
さらにコネもない主婦です。
なので全ての作業が手探りでした。
正解のない作業は途中で心が折れそうになりますが、不思議とわたしの場合そのようなことはありませんでした。
それはなぜか。
答えは、楽しかったから。
頭の中で考えついたことを形にしていく作業って楽しくて仕方ないのです。
(わたしって主婦発明家かも!?)
手を動かしながらも自分におこがましい肩書きをつけるハイな状態。笑
本当に売れるのか?
本当に必要とされるのか?
そういうことが頭によぎったことはもちろんありましたが、それが作業を止める要因にはなりませんでした。
今回はそうやって夢中でオリジナル品を形にしていったわたしの作業過程をご紹介。
これからオリジナル品を作ってみたいという方の参考になれば幸いです。
毎月、会社員の時のお給料の倍以上の収入をネットショップから得ています。
しかも、1日の作業時間は4時間程度。
家事や育児の合間に行えるネットショップの運営はママにとってぴったりなお仕事です。
そんなネットショップの運営に少しでも興味がわいた方の背中をそっと押す存在になれたら、と思い経験談を元にブログを書いています。
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特許、憧れる響きです。権威性とお金のニオイしかしません。笑しかし、物を開発する人にとっては、その発明を他者に容易にマネされない策は必須の防御策ですよね。これまでそんな「特許」というものに無関係で生きてきた私(アラフォー主婦)。不思議な縁[…]
- 1
- 2 主婦のオリジナル品開発 STEP-1 着目・想像(アイデアがうまれる)
- 3 主婦のオリジナル品開発 STEP-2 造形(どういう形状にしたらいいか)
- 4 主婦のオリジナル品開発 STEP-3 紙など身近にある素材で模型作り
- 5 主婦のオリジナル品開発 STEP-4 試作品作り
- 6 主婦のオリジナル品開発 STEP-5 試作品を試用してみる
- 7 主婦のオリジナル品開発 STEP-6 試作品最終仕上げ&工場へ送付
- 8 主婦のオリジナル品開発 STEP-7 工場とのやり取りでさらに改善
- 9 主婦のオリジナル品開発 STEP-8 生産
- 10 主婦のオリジナル品開発 STEP-9 納品&検品
- 11 主婦のオリジナル品開発 STEP-10 工場への連絡
- 12 今回はアイデア誕生から納品まで。後半ではパッケージ作りから宣伝までの体験談を語ります。
主婦のオリジナル品開発 STEP-1 着目・想像(アイデアがうまれる)
新しいアイデアってなんでもない生活の中から生まれますよね。
そして、なんでもない生活をより良い生活に変化してくれるものです。
けれど、その「なんでもない生活」の中でちょっとした不便や不満を見つけるのって意外と大変。
その不便さも仕方のないものだ、という言葉で片付けてしまい見逃してしまいがち。
そんな中、その不便さに着目すること、そしてそれがどうだったらより良い生活に近づけるだろう、という想像、まずはこの二つがめちゃくちゃに重要な最初の一歩です。
主婦のオリジナル品開発 STEP-2 造形(どういう形状にしたらいいか)
アイデアが固まったら次はそれを形にする作業です。
どういう形にしてどうやって使用し、どのように元々の不便を払拭するか、そこを練る作業。
まさに物事を0から1にする瞬間です。
主婦のオリジナル品開発 STEP-3 紙など身近にある素材で模型作り
どんな形にするかなんとなく決まったらそれを実際に形にします。
いきなり試作品作りに入るよりもまずは紙や粘土や針金など、身近にある素材を使って試作品の試作品、模型みたいなものを作ってみましょう。
この作業を入れることで次の試作品作りがグンと楽になります。
主婦のオリジナル品開発 STEP-4 試作品作り
模型を元に実際に試作品を製作していきます。
この試作品作りの段階で色々な素材を試してみましょう。
素材選びはこの段階で色々試しておいた方が良いです。
ここで完成した試作品は量産するときの製造見本となるのです。
なのでなるべく何度も手を替え品を替え色々なケースを検証してみましょう。
ここで中途半端なものしかできないと後々必ず苦労することになります。
主婦のオリジナル品開発 STEP-5 試作品を試用してみる
完成した試作品を実際に使ってみましょう。
いくら完璧に仕上がった試作品でも実際に使ってみる中でまた改善点が見つかる場合があります。(というか、多くの場合で見つかるでしょう)
ここで試用せずに量産してしまうと、商品化した後にクレームの元にもなりかねません。
できたら複数人で試用してみることをおすすめします。
主婦のオリジナル品開発 STEP-6 試作品最終仕上げ&工場へ送付
改善点を修正し試作品の最終仕上げが終わったら、量産する工場へ送付しましょう。
ちなみに、商品を量産するときの外注探し(工場含め)についてはこちらの記事で体験談を語ってます。
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主婦のオリジナル品開発 STEP-7 工場とのやり取りでさらに改善
試作品を実際に手に取った工場の方からより良いアイデアをいただくことがあります。
わたしの場合
「ここのボタンはこのタイプではなくてうちにあるこのタイプの方がおすすめですよ」
ということや
「この部分の縫製はもっと頑丈にした方がいいので二重にしますね」
などなど。
さすがプロ!
こちらでは見落としがちな指摘ポイントの数々。
工場の方にご指摘いただいた部分を修正いただき、今度は工場に試作品を作ってもらいます。
そしてそれが完成したら送ってもらってこちらで再度確認。
そんなやり取りがあり、試作品が本当に完成するのです。
主婦のオリジナル品開発 STEP-8 生産
工場での生産がスタートします。
わたしの場合、生地はこちらで手配し工場へ送付するやり取りだったため、生産予定日までに材料の手配がありました。
それが無事終わりいざ生産スタート!
ここまで来たらあとは無事納品がされることを祈るだけです・・・
あとは野となれ山となれ。
主婦のオリジナル品開発 STEP-9 納品&検品
工場で生産されたものが納品されます。
そこで重要なのが検品。
何か不備があってはせっかくの商品が台無し。
さらにお客様に迷惑をかけてしまうことになりかねません。
もちろん工場でも出荷前に検品をしてくれるのですが、最後は責任を持って自分で全ての商品を検品するようにしています。
これが、意外と時間がかかる作業。
手袋つけてマスクつけて延々と商品と向かい合います。
ここは一番神経使います。
主婦のオリジナル品開発 STEP-10 工場への連絡
納品されたらそれで終了、という方が多いと思いますが、忘れてはいけないのが工場への連絡。
ただ、「届きましたー!」というだけではなく、きちんとお礼の気持ちを伝えましょう。
そして、何か問題があれば正確に伝えましょう。
なんでこれが重要かというと、リピート生産の時にまたお世話になるから。
小ロットでのオリジナル品生産はほとんどのケースで一度付き合いがある工場に再度お願いします。
また新規開拓するのは手間ですし、一度経験があるということは価格やスピードの面から言っても優位に働くことが多いのです。
なので、次回また気持ちいいお付き合いをするためにも、生産してくれた工場にはきちんと連絡するようにしましょう。
今回はアイデア誕生から納品まで。後半ではパッケージ作りから宣伝までの体験談を語ります。
オリジナル品を作るにはまずアイデア誕生から始まりますが、商品だけ出来上がってもそれだけでは売れません。
パッケージ・売る場所・集客、それぞれができてないといい商品ができても購入されることはありませんね。
後編では、ただの品物が売り物として仕上げていく話を体験談をもとにご紹介します。
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